心の変化

大きくなるにつれて様々な経験をします。いろんなこと身の周りでおきます。

この話はてぃんが小学生のころ自分を変えた思い出です。(まじめにかいてます。)

小学生のころ自分は人前で本を読むことが出来ませんでした。なぜか解かりませんがすぐに泣いてしまったのです。

別に辛いとか悲しいとかじゃないんですけど自然と涙がでてきてしまったんです。大勢の前で読むのならまだわかるかもしれませんが・・・。

親の前ですら泣いてしまっていました。だから本読みの宿題がとても嫌いでした。授業中に当てられて読むのも・・・

周りからは『またこいつ泣くぞ!!』って言われ、それが聞こえるとなおさらダメダメ!!本当に自分がイヤでしょうがなかったんです。

何時かは定かではないのですが、飛行機墜落で坂本九さんがなくなりました。それから一年後ぐらいです。

学校の帰り道、全然考えてもいなかったのですが急に頭の中にでてきました。あの人が・・・そう九さんが!!

その時心の中では

九さんはあんなに大勢の前で歌をとても楽しそうに歌っていた。僕なんて一人の前ですらほんを読むことが出来ない。こんな恥ずかしいことはない。

九さんはもっと歌いたかっただろうなー。よし今日は泣かずに読んでやる・・・。そう心で思ったんです。すると次の瞬間、しらないはずのあの名曲が口から!!

『上をむいてあるこう』を口ずさんでいたのです。

その日からもう人前で本を読んでも泣くことはありません。今でも思いだします。あの日口ずさんでいたことを。

九さんありがとうこんな僕に力をくれて・・・。      上を向いて歩こう、涙がこぼれないように。

激終