プロフィールにあるとおり、私はクラシック音楽の環境で育ちました。
しかし高校生の頃、私はJAZZにはまっていました。
チャールズ・ミンガス、ロン・カーター、ジョン・パティトゥッチ、
ニールス・ペデルセン・・・、そしてレッド・ミッチェル。

ベテラン レッド・ミッチェルの美しい響きに魅了されました。
レッド・ミッチェルは第一線で活躍していたのにある時期、はたと
姿を隠してしまいました。そして数年後に復活。
私はその復活の後からしか知らないのですが。
レッド・ミッチェルが言うには、
「調弦を響きのいい5度にかえたんだ。この調弦に慣れるのに5年かかったよ」
きっと「5年かかった」というのは「5度」にひっかけて洒落で言ったんでしょう。
実際はもっと早く慣れたんだと思います。
「5度調弦かぁ。5度っていったってどういう組み合わせの5度?」
「下からE-H-F#-C#???」
5弦バスのC線やソロ調弦を知らなかった私はすっかり混乱してしまいました。

つづく


レッド・ミッチェルのCDはいろいろありますが、
キングレコードから出ている「低音王2」で聴くことが出来ます。
このCDは沢山のベーシストのいろんなスタイルの演奏が聴けて興味深いです。
第1弾「低音王」と合わせてオススメです。

次回はソロ調弦などについてお話しします。