●・・・2001年7月.暑い朝。あるショッピングセンターの
    駐車場の片隅に、小さな段ボール箱がポツンとひとつ
    置いてありました。 その中には手のひらにのるくらい
    の小さな命がひとつ入っていました。
    その段ボール箱は警備室に運ばれ.一日もらい手を探す
    ことになりましたが、いつまで経っても引取り手は現
    れません。ところどころ毛は抜け落ち、露出した皮膚
    からは血が滲んでブルブル震えている子犬。4つの白
    足袋を履いた弱々しい女の子。今までに会った子犬の
    中では引き取られるには一番条件の悪い子犬でした。
    やはり、夕刻となってもその箱は置かれたまま。こう
    なったら僕が引き取るしかありません。ただ、我が家
    に突然、この子犬を連れて帰ったら家族はどうするだ
    ろうかと心配でした。助手席でちょこんと座りブルブ
    ルと小さな体を震わせている子犬にチャコと名付けま
    した。
●・・・自宅に連れて帰ると心配は不要でした。家族達はこん
    な子犬を大歓迎。子供達は代る代る震えるチャコを抱
    き、妻は早速、子犬の食事と住まいの準備。犬小屋を
    車に積んで帰る途中、妻は言うのです。「やっと我が
    家にも娘が出来たね」と。
●・・・さぁ、チャコの治療にかからないといけません。よく
    よく見ると可哀想なくらい毛が抜けて。可愛いねと近
    寄る人も何故かなでる手を引くようなくらいでした。
    速効性のある強い注射は小さな体には危険とのことで
    薬で治すことになり少し時間をかけての治療となりま
    した。
●・・・お陰で日に日にチャコも元気になり、毛並みも揃い始
    め見た目にも綺麗なワンコになりました。そして、年
    末には避妊の手術も受けました。少しでも可哀想なワ
    ンコが増えないため、迷いましたが一大決意で。最近
    では元気を通り越して毎日、暴れまわっています。そ
    んなチャコの成長記録をアルバムとしてアップしてみ
    ました。