涼をもとめて若狭めぐり
「かへる山」と「いつはた」の謎を解きに行ったついでに(「文学散歩の部屋」参照)、上中町まで足をのばしました。上中町へは、北陸自動車道敦賀インターから国道27号線を西に走って約35km。
若狭めぐりの参考にしていただければと思います。(夏の終わり頃がオススメ。)
○瓜割の滝
駐車場あり。車をとめて徒歩5分ほどで滝に到着。あまりの水の冷たさに、冷やしていた瓜が割れてしまったことから、この滝の名が付いたとか……。東屋・ベンチなどがあり、ひと休みすると気持ち良し。中年のご夫婦も広いベンチで仰向けになって寝てました。森林浴に最適です。
独断と偏見で星三つ。★★★
瓜割の滝より戻り、駐車場横の売店でひと休み。くずまんじゅう(2コ入150円)を食す。おばちゃん優し。「くずまんじゅうも美味★★★」(日野庵主人談)。
おみやげには、瓜割バナバ茶(500ml150円)をどうぞ。お茶の種類は、ほかにも2種類ほどありました。瓜割の滝は、名水百選にも選ばれています。
○熊川宿
「京は遠ても十八里」。若狭の海産物を京に運ぶ「鯖街道」の中継点が熊川宿です。まずは道の駅に行き、情報収集。パンフレットを手に入れたら、熊川宿資料館から散策を始めましょう。
街並みを楽しんだ後、レトロな喫茶店「まる志ん」で、また(!?)くずまんじゅうを食し、たまたま手にした「えちぜんわかさの伝説」という小冊子を購入。福井の民話に興味がある方は、ぜひお買い求め下さい。街並みは、中山道の妻籠や馬籠などの宿場町にくらべるとまだまだ整備は不十分ですが、これからに期待。でも、まだ観光地化していない分、のんびりできます。★★
「夏山や通ひなれたる若狭人」(与謝蕪村)