台湾探訪その2

 

 旅の二日目、花蓮の港近くのレストランで昼食をとった後、花蓮空港からプロペラ機に乗って高雄へ向かいました。

 高雄は人口149万。台北に次ぐ台湾第二の都市であるとともに、機械や石油化学の工場が多く集まる台湾一の工業都市でもあります。

 

  

 高雄に到着してまず訪れたのが澄清湖。市の北東部にあるこの湖は、実は面積103haの人工の湖。工業用水および市民の飲料水の貯水池として造られたということですが、現在は市民の憩いの場ともなっていて、私達が訪れたときにも地元の人々が散策を楽しんでいました。左の写真は、湖に架かる九曲橋。道教が生活に根づいている台湾ですが、キョンシー(昔テレビドラマでありましたね)は真っ直ぐにしか進めないため、このようにわざとジグザグにしてあるのだとか。湖の向こうには、高層ビルが建ち並んでいます。

 

 次に訪れたのは蓮池潭。市の北部、左営区にある湖です。私達も有名な龍虎塔に登ってみました。この塔に入場する際には必ず龍の口から入り、出るときには虎の口から出ないといけません。この約束を守ると、幸せになれるそうですよ。同行したマキ曰く、「満足★★」(実は龍虎塔に登ることが台湾でのマキの目的の一つだったのです)。

  

 

  

 市街地の西にある寿山公園は、海抜365mの寿山の一部。寿山はもともと打狗(ターコウ)山と呼ばれ、このあたりの地名ともなっていましたが、日本統治時代に山名は寿山、地名は高雄と改称されたそうです。寿山の中腹にある忠烈祠も、昔は日本人によって高雄神社と称されていたそうです。

 

 右は寿山公園から眺めた高雄の市街地と高雄港。左写真の中央にそびえ立っているが、高雄で最も高いビルディング。ちなみに私達が泊まったグランド・ハイライ(漢来大飯店)も、45階建ての高層ホテルでした。ホテルの近くを流れる愛河は、日本統治時代に運河として開拓されたものだそうですが、一時は工業廃水などによる汚染が深刻化したものの、現在は水質の改善がなされ、両岸の楊柳とともに高雄の美しい風物の一つとなっています。

  

 

  

 高雄の夕食は、元市長さんの邸宅を利用したというお洒落な洋館レストラン「寒軒廷園」(写真左)へ。フレンチスタイルの広東料理(写真右)を堪能しました(ここでもマキは大満足★★★)。その後、六合夜市を散策。ホテルへ戻り、足ツボマッサージを初体験しました。

back