2009年2月16日(月)
内科学アカデミーに出席して来ました
 2月15日(日)に内科学アカデミーへ参加しに東京へ行ってきました。金曜夜から開催しているのですが、日曜日以外はなかなか病院を空けることもできませんので、土曜日の診察が終わってからすぐに特急しらさぎに乗って、新幹線に乗り継ぎ新宿の会場のホテルに着いたのは夜11時でした。1日の参加でしたが、内容の濃い学会で得るものも多かったです。新しい臨床検査として、心臓病、肝臓病、膵臓病、感染症、食物アレルギー、腫瘍、遺伝子疾患の講義が11人の講師で半日かけて行われたのが最も印象的でした。大学を卒業した12年前とは検査法も大きく異なり、新しい知識をエネルギーにまた明日からの診療に役立てていけそうな内容ばかりでした。
 動物看護士向けの講習会も同会場で実施されており、多数の若い女性看護士が参加されていました。北陸地方では看護士向けの勉強会はまだまだ少なく、このような機会が福井県内でもっと出来ればと思います。私は福井県獣医師開業部会の役員として毎年の福井県内の講習会のセッティングをする仕事もしていますので、数名の大学の先生に来年度の講師依頼をして来ましたが、看護師も参加できるような機会を是非設けたいと思います。
2009年2月22日(日)
ミニチュアダックス8頭産まれました
里親募集の3頭です ミニチュア・ダックスフントの女の子が来院しました。飼主さんが交配させて無事に妊娠。お腹もかなり大きくなりレントゲン検査をしてビックリ!なんと8頭もいました。普通は3〜5頭程度ですので通常の2倍です。胎児数が多すぎると最後の1頭は発育不良で死産なんて事もありますので心配です。レントゲンで1頭小さめに映っている胎児もいましたが、自然分娩で8頭無事に出産しました。母乳が出にくい等の問題もありましたが、飼主さんの献身的な介護もあり全員無事に育ちました。よかったですね。
 あれから約3ヶ月弱が経過し、昨日2回目のワクチン接種に来院されましたがみんな元気にかわいく育っています。飼主さんに聞いたところ、5頭は里親が決まりましたが、3頭はまだ里親が決まっていないそうです。もし里親にご興味のある方がいらっしゃいましたら見させて頂けるそうですので、病院までご連絡下さい。連絡先をお教えいたします。越前市内の方です。いい飼主さんが見つかるといいですね。
腹部レントゲンにて8頭胎児確認
2009年3月1日(日)
猫の発情の季節です

 毎年2〜4月は当病院でも猫の避妊去勢手術数が増加します。発情して妊娠すると困るから、あるいは発情してから鳴いて鳴いてやかましいから、といった理由がほとんどでしょう。

 メス猫の発情の真っ最中は避妊手術が原則できません。理由は以下の通りです。
1・手術時に子宮から出血しやすくなる危険性がある
2・初回の発情中に強引に避妊手術を行うと異常な乳腺過形成を起こす危険性がある

「でもうちのネコちゃん、発情が終わって先生のところで避妊手術を受けようと思ったらまた発情始まったのよ〜」という飼主様からの相談も多いのです。犬と異なり、猫は繰り返し発情が可能です。
 そのような場合は発情を抑える注射があります。注射1本で2〜4日後には発情が止まります。その間に避妊手術をしてしまえば良いのです。
 またメス猫は1歳未満のうちに避妊手術を受けると乳癌の発生率が著しく低下するというメリットもあります。ちなみにオス猫は健康であれば発情中でも去勢手術が可能です。
 手術は完全予約制です。お電話にてご相談下さい。なお当病院では犬猫の安全性を最優先に考え、避妊去勢手術後の当日退院は原則としてお勧めしておりません。

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