2009年12月23日(水)
ペットヒーターの低温火傷

 今週から雪が積もって寒くなりましたね。ペットヒーターを利用されている飼主さんも多いと思いますが、気が付いたら胸のお腹側が赤くただれていることがあります。老犬は長時間同じ姿勢で寝ていることが多く、自覚症状もないうちに炎症を起こします。若い子や、ペットヒーターをタオルで巻いていても注意が必要です。時々お腹側を見てあげて下さい。

2010年1月11日(月)
神経病学会に参加してきました

 昨日は獣医神経病学会に参加しに京都市へ行って来ました。犬猫の神経病を専門とする獣医師が全国から100名程集まり、活発な意見交換が行われます。ウエルシュコーギーの舌萎縮症に対する自己抗体の存在などの新知見も得られました。当院では福井県内で唯一CT装置を稼動していることから、神経病の犬猫の患者さんの紹介も多く、新しい診断および治療の情報を仕入れて、治療に役立てて行きたいと思います。
 今年も1〜3月は学会や講習会が全国で開催され、日曜日は病院に不在となることが多いと思いますがご容赦下さい。

2010年1月22日(金)
犬のリハビリテーション

 水中トレッドミル装置のデモ機が来ました。これに25〜30度のお湯を入れて足元のベルトが時速1〜4kmで動く事で歩行訓練となり、主に椎間板ヘルニアや骨関節疾患の術後回復に使用します。装置内にお湯を入れてライフジャケットを着させて犬の体がやや浮き上がるようにします。これで椎間板ヘルニアで車椅子になってしまわないよう頑張って歩いてもらう訳です。
 あと肥満犬の運動不足にも効果があり、関節の負担を減らせます。近日中に導入予定ですが、手術しても歩行困難なワンちゃんが1頭でも多く元気に歩けるように回復させてあげたいと考えています。そのために今週日曜日は動物リハビリテーション研究会があり東京へ出張です。

2010年3月17日(水)
チョコレート(テオブロミン)中毒
催吐されたチョコレート

 1ヶ月前の話になりますが、バレンタインデーの前日に、チョコレートを1箱食べたダックスフントが来院しました。チョコレートに含まれるテオブロミンは犬が食べると不整脈や痙攣(けいれん)起こし、24時間以内に死亡する事もある犬にとって大変危険な中毒物質です。それを1箱食べれば死に至る危険性がありますので、急いで嘔吐させなければいけません。吸収されてしまってからでは解毒剤はありません。

 今回は家族の方がチョコを食い散らかした跡にすぐに気が付いて病院に連絡してくださいましたので大事には至りませんでした。
 
 室内飼いの犬猫の誤食は本当に多いです。誤食の約50%は仔犬とのデータもあるようです。家族全員で普段から気を付けてあげることが大事です。

これを1箱ほとんど食べちゃいました・・・
2010年4月29日(木)
ペットが長生きするための7カ条
このような資料が届きましたので紹介します

「ペットが長生きするための7カ条」
 その1 ワクチン接種・フィラリアの予防を欠かさない
 その2 避妊・去勢手術をする
 その3 太らせない
 その4 正しい食生活をする
 その5 歯石をためない
 その6 ストレスを少なくする
 その7 定期的に健康診断を受ける

1日でも長く、健康に生活できるようにぜひ守ってあげてください。
その3〜7は人間と同じですね。

いくつ出来てましたか?
☆☆☆6以上・・・最高の飼主さんです(^0^)ワンちゃんネコちゃんも幸せです。
☆☆  4〜5 ・・・もう少し頑張れば長生きできます!
☆   3以下・・・問題外です。あなたはペットを飼わない方がいいでしょう。
Copyright (C) 2005-2010 Takefu Animal Medical Center. All Rights Reserved