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2014年5月30日(金)
マダニ媒介SFTSウイルス感染症
 先日の日本テレビ系のザ・世界仰天ニュースにて、マダニ媒介SFTSウイルス感染症が特集されていましたので要約を紹介します。
 草むらや山に生息するマダニが人を咬むとウイルス感染症により重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症します。初期症状は高熱、頭痛、倦怠感、嘔吐、下痢で、インフルエンザ感染症と診断されてしまうこともあるようです。血液検査では、肝酵素上昇、血小板減少、白血球減少などが表れます。特効薬はなく、現在までに感染者59人、死者24人が全国で確認されています。
 犬猫がマダニを持って帰って来ることで飼主にも感染症を及ぼす危険性が紹介されなかったのが残念でしたが、農水省と獣医師は飼主にマダニの危険性をより啓蒙すべきと感じました。
厚生労働省HP「SFTSに関するQ&A」
2014年7月16日(水)
病院見学会が開催されました
 7月6日(日)に日本愛玩動物協会の福井県支部の主催で当院の見学会が開催されました。

 44名の見学者が来られたので、2回に分けて30分ずつ、当院の特色である16列マルチスライスCT装置や、リハビリ装置を中心に、病院全体を見学しながら説明いたしました。

 また今年導入した超音波吸引手術器や、待合室の受付表示システムの紹介もさせて頂き、30分間では解説できることも限られ、解説する方としてはもう少し時間があれば他にも解説してあげれることがあったのになと反省点も残る見学会となりました。

 それでも見学者の方々からは勉強になったとのお声を頂きましたので準備した甲斐がありました。県内で動物愛玩に活躍される皆様のお役に立てたなら光栄です。

日本愛玩動物協会福井県支部
2014年7月31日(木)
ムササビが元気になりました
 4月に南越前町より搬入されたムササビの赤ちゃんです。体重150gやせ気味で、まだ左目しか空いていませんでした。衰弱していたので、保温して犬用ミルクを飲ませました。私は野生動物の専門家ではありませんので、他の獣医師に与える果物(リンゴやバナナ)や、山羊用ミルクの方が良いのではなどの意見を頂きながら、特にそれ以上の治療は必要ない状態でしたので、あとは福井県自然保護センターの専属獣医師に引き渡しました。

 その後、7月の福井新聞に元気に育って自然に帰った様子が掲載されていました。写真を見る限り2か月半で立派に育っていました。お世話になりました獣医師の皆様ありがとうございました。また獣医師もある程度の専門分野の細分化や紹介制度が必要だと感じました。
2014年8月10日(日)
夢は牛のお医者さん
 1987年、新潟県の小学校に3頭の子牛が入学した。当時、小学3年生だった少女が牛の世話をする中で抱いた夢は「牛のお医者さん」になる事だった。

 家畜のお医者さんになったかつての少女は、やがて母となり、かけがえのない命と向き合いながら・・・

 実録のドキュメンタリー映画です。獣医学科卒業生は全国16大学で年間約1000人いますが、大動物の獣医師として就職するのは200人以下です。将来動物の仕事をしたいと考えている子供たちにぜひ観て欲しいです。残念ながら福井県では上映予定は現在のところありません。

富山県; 8月9〜29日上映

石川県; 8月16〜29日上映
夢は牛のお医者さん上映中です
2014年10月9日(木)
手作りバンダナ

 今日は病院の裏側を紹介します。毎日数頭のワンちゃんネコちゃんたちがトリミングに来院します。ワンちゃんにはキレイになった後でバンダナを付けてお返ししています。ネコは嫌がるので付けませんが、バンダナは裁縫の上手なスタッフがひとつひとつ手作りしています。また季節に合わせて色柄を選んでいます。いつも数種類は揃えていますので、ご希望の色があれば受付にてお申し付け下さい。

2014年10月16日(木)
新型血液生化学測定器を導入しました
 新型生化学測定器を「フジドライケム7000V」を導入しました。測定にかかる時間は今までの約半分のスピードです。さらに同時に5検体の測定が可能です。

 画像下の内分泌測定器「フジドライケムiMMUNO AU-10V]も新たに導入されました。T4、TSH(犬のみ)、コルチゾールが院内で測定可能となり、今まで結果に時間を要していた、甲状腺疾患や副腎疾患が30分〜1時間で診断できるようになりました。緊急疾患の対応範囲も増える事から、地域の皆様にお役に立てるものと期待しています。