神山地区はこんなところ | |
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神山地区は昭和23年4月1日、当時の神山村と武生町が合併、武生市制がひかれた地区です。
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武生町と神山村が合併 1948年(昭和23年)4月1日、武生町と神山村が合併して武生市が誕生した。人口31,743人、県内では福井市、敦賀市に続いて3番目に市になった。4月10日の市制記念式典に始まり,3日間にわたって祝賀行事を開催。市中心部では山車が巡行し、市民が町を練り歩いた。「町中が祝いムード一色だった。武生町と神山村の境となる通りには杉で作った祝賀アーチが立ち、至る所に旗やちょうちんが飾られた。合併までさまざまな議論があったため、念願の市制実現に喜びが大きかったのかもしれない」 垣内さんは合併前の1946年から47年の1年半、現在の武生市高瀬町にあった神山村役場に勤務。農地委員会をなどを担当していた。当時学校を卒業したばかりの17,8歳だったが、父親が村会議員だったこともあって合併問題への関心は高かった。「村民がみんな合併に賛成していたわけではなかった。神山村は農林業をはじめ、打刃物などの産業も盛んで、村内に小学校が2校あるほど経済的にも恵まれていた。歴史にも自負があり、村がなくなるのを寂しく思っていた人も多かったのだろう」「村民が顔を合わせればすぐ、合併の話しになった。複雑な思いを持ったままの人もいたと思うが、村の将来を考え、次第に議論がまとまっていたのだと思う」その後、近隣の9村も編入。1959年8月の白山村を最後に、今の武生市が出来上がった。「合併して村の名前はなくなったが、村の歴史は消えるものではないと思っている。神山村だったことに愛着を持っている。」 福井新聞掲載 「思い出のアルバムより」 垣内崇男さん(広瀬町) |